モーニング娘。コンサートツアー2009 春 〜 プラチナ 9 DISCO 〜


於:福井フェニックスプラザ・大ホール。
11時前に宿を出発。まず目指したのはやはり福井に来たら外せない、ソースカツ丼でお馴染みヨーロッパ軒。
宿からすぐの場所にある本店に向かうと、そこにはおぞましい光景が。
開店前からすでにおびただしい数のヲタ(しかも完全に現場仕様)が行列を成している。
まるで百鬼夜行である。
こりゃアカンというので高橋愛の生家により近くむしろ本丸と目される春江店に移動。
こちらもほぼヲタに占拠されていたがまあまあ落ち着いているほうだった。
もちろん「ソースカツ丼」をいただく。
とてもシンプルなもので…なんだろう、もちろんまずいわけじゃないんだけど病み付きになるようなものでもない。
そう言いつつも福井に行ったらまた食べに行くんだろうなっていう。
次の機会には「上カツ丼」にしたほうがよさそうだ。


腹ごしらえも済んで会場に移動。
ここでもグッズ列の長さには辟易した。どうにかならんもんか。
公演は昼夜ともに黄色サイ祭り。
特に夜公演では気合が入っており高橋ソロでは客席が真っ黄色。
それに呼応して照明も黄色く染まる粋な計らい。
エピソードとしては高橋が昼公演のMCで自分の名前が冠されたお菓子「愛(ai)」の話をしたところコンサ終了後あっという間にヲタにより買い占められるという現象が。恐るべし。


終演後、ガストで食事。
体を休めるためにも結構な時間過ごす。
店を出て、そろそろ残り少なくなったガソリンを補給しようと高速に乗るまでの道すがらスタンドを探すがそこは福井、閉店も早くなかなか見つからない。
とうとう高速入り口まで来てしまったためあきらめて多少割高でもSA・PAのスタンドで入れればいいだろうと腹を決める。
しばらく走るといよいよ給油の警告ランプが灯った。
この時、時刻は夜中の2時を回っていた。
それじゃあってんでスタンドのある虎渓山PA岐阜県)に止まる。
次の瞬間、我々は愕然とした。


「…閉まってる…」


すっかり抜け落ちていた「営業時間」という概念。
次のスタンドは30km以上先の恵那峡SA(24時間営業)。
ここが高速道路上であることを考えた場合、残りわずかな燃料でギャンブルに打って出るのはあまりに危険であると判断した。
結局スタンドの営業が始まる6時まで足止めを食うこととなった。
これが後々まで語り継がれることになる「虎渓山の悲劇」である。
狭い車内で体をちぢこませ、待つこと3時間余…
ようやく満タンになった車は、すっかり明るくなった山間の道を東に向かって走り始めた。


小休止を経て、東京に戻ってきたのは9時過ぎ。
調布近辺のマクドナルドで旅費の清算を行った後、参加者一人一人をなぜか自宅まで送り届ける。
いろいろあったものでレンタカーの返却時間を少々過ぎてしまったのだが追加料金は取られなかった。


とにかく…気合が空回りした格好で色々なやらかしがあり…
今回の遠征は今後に課題を残すものとなった…
しかし行って後悔などはもちろんしていないのだ。
これも人生勉強。
そして次の遠征こそは万事計画通りに遂行してみせるのだ。
とりあえず待ってろ山口!