メロン記念日 COUNTDOWN LIVE 2007-2008『100%メロンジュース』


於:Zepp Nagoya
待ちに待ったハロプロによるカウントダウンライブ。
名古屋ぐらいなら平気で行っちゃいます。
午前中に高速バス「中央ライナー」で新宿を出発。
昼行便は初めて利用したけど車内が明るいままなので非常に落ち着かない。
子供連れも多くてやかましいし。
山を越えるあたりではやっぱりけっこう雪が降った。


そんなこんなで7時間近くかかって名古屋駅に到着。
降りるとすぐそば屋があったのでこれは食っておくべきだろうと天ぷらそばをいただく。
が、これがイマイチだったため&ライブへの臨戦態勢を整えるため
吉野家も行っといた。
その後会場に向かう途中にあるネットカフェに身を寄せる。
紅白歌合戦はバッチリ見ることが出来た。
しかしあの詰め込み感はちょっと。
仮眠もそこそこに店を出て、会場に歩を進める。


Zepp Nagoyaは相当分かりづらい場所にあった。
人の流れについて行ってなんとかたどりついたぐらい。
しかもなんか薄暗いし。
寒空の中、この日を心待ちにしたヲタもだちの群れだけがいたずらに熱気を帯びている。
衣服と荷物がかさばるために外のロッカーと中のロッカーに分けて入れるというマヌケな事態になってしまった。
何にせよ身軽になって準備はOK、いよいよ歴史的なステージが幕を開けた。


舞台セットは先行ツアーと同様、曲リストもそれに準ずるものだが順番の入れ替えやいくつかの追加があった。
私は開演とほぼ同時に柵をくぐり抜けて最前ブロックに突入していった。
そこからは、修羅場…
記念すべき瞬間に臨むヲタ共の意気込みはやはり並大抵ではなく、あっという間に場内は尋常ならざる空気で満たされる。
なにぶん初めての試みということでメンバー達も始まるまではおっかなびっくりだった様子だが、満員のフロアを見て俄然高揚していた。
特に柴ちゃんは「やばい、やばい」を連発して、興奮を通り越して動揺すらしているようだった。


ソロコーナー〜『サクラ色の約束』と進み、いよいよカウントダウンのMC。
突如、ステージ奥から巨大な7セグの秒数計が登場、60秒前からカウントダウンが開始された。
そしてついに迎えた新年!
いやー高揚しました。
新年一発目はさあ盛り。
そっから運命〜魅惑〜さあ恋〜かわ彼〜ガーパ。
死ぬかと思った、しかし最高に楽しかった。


それから今回は印象的なMCもいくつかあって…
何といっても村田めぐみちゃんの言葉。
「私たちとみんなは血のつながりもないのに、いつも無償の愛で包んでくれて本当に感謝している」
この「無償の愛」という言葉は、私のヲタ活動において最も重要なキーワードなんである。
それが何の前触れもなくハロメンの口から発せられたということに驚き、そして喜びを感じた。


こっからは私の持論なので、賛同できなければスルーしていただきたいし反論も受け付けない。
まあ端的に言って、アイドルヲタっていうのは何らかの見返りを求めるようになったらおしまいだってことなんですよ。
ステージの上で歌って踊る、その姿に対する純然たる賛美のしるしとして私はお金を払う。
いくら貢いだって結ばれたりするわけじゃあない、それを百も承知の上での投資。
CDを買うのは握手したいからじゃないんです。
俺はあなたたちを応援してますよ、っていうことを形にしたいだけなんです。
見返りは求めていないと言ったけど、生活していく上できつい事、つらい事があった時に彼女達の歌声や笑顔に救われたことは幾度となくあった。
そして彼女達も、たとえ社交辞令だとしても我々の声援が支えだと言ってくれる。
とはいえ実際問題として、彼女達がもらうお給料は我々が出しているお金なわけで、がしかしそのアンバランスな関係を保っていくためのキーワードが、我々が彼女達に一方的に向けていく「無償の愛」であると考えるわけである。
そう考えてしまえばヲタというのはひたすら悲しい存在でしかないんだけど、でも続けていられるのはそれを遥かに凌駕する楽しさがあるからなのであって…
その楽しさの実体を言葉で表現するのは難しいのだが、でも現場に出かけるとそれは確かに存在するわけである。
村田めぐみという女性が、そうしたもやもやした感情の一端をでも理解してくれているのかも?と考えた途端に、そこはかとない畏敬の念が私の中に芽生えたのであった。
そんなわけで2008年は村田めぐみに注目してみたいと思う。


それから、大谷雅恵ちゃんは℃-uteの日レコード大賞最優秀新人賞受賞に触れ…
℃-uteの雑草魂にデビュー当時の自分達を投影し、「私達が果たせなかった夢を叶えてくれた気がする」と。
ジーンときたねー。
この度の℃-uteの快挙を一過性のものとして終わらせるのではなく、他のハロプロメンバーも負けじ魂を発揮してもらってぜひ全体としてよい方向に向かって欲しいと切に願うのであった。


ライブのほうは終始ハイテンションで進んでゆき、3回のアンコールでは『初雪』『Anniversary』締めに『スキップ!』など通好みの曲も披露された。
こうしておよそ140分におよぶライブは熱狂のうちに幕を閉じた。


終了後、私が急いで向かった先は会場近くのサウナ。
でも思ったより混雑しておらず、グッズも買わずに退散してきてしまったことを少し後悔した。
それにしてもライブ後即風呂の快感は異常。
気がつくと体にいくつかあざが出来ていた。
サウナを上がってから再びネットカフェで時間をつぶし、朝7時過ぎのバスで新宿へ戻る。
帰り道もけっこう雪が降っていたようだが思いのほか早く到着し、午後2時過ぎには帰宅することができた。
あー。今年もやってほしいな。
できれば、関東で。