2007プロ野球パ・リーグ公式戦 東北楽天ゴールデンイーグルス対福岡ソフトバンクホークス 16回戦

於:フルキャストスタジアム宮城

  1 2 3 4 5 6 7 8 9  
ソフトバンク 0 0 1 0 2 0 0 0 0   3
楽天 0 0 0 3 0 0 0 1 x   4

【勝】 渡辺恒 2勝 1敗 0S
【負】 杉内 13勝 3敗 0S
【S】 小山 0勝 0敗 4S
本塁打
楽天 山崎武36号

それはそうとこの日はお客さんが異常に多かった。
20000人を超えるってのは一年の間でもそうあることじゃない。
そんな盛り上がりの中ではあったが相手の先発は杉内、こちらは投げてみないとわからないドミンゴということでハナからあまり期待のできない情勢であった。
で、案の定3回表に川崎のタイムリーで1点を先制される。
でも楽天も3回まで毎回ヒットは出ており、手も足も出ないという感じでもなかった。


4回表に私はお酒とおつまみを買いに出かけた。
しかしこの人出、どこの売店も繁盛していて買い物もすぐには終わらない。
順番を待っている間に4回裏に突入して、お店の脇に設置してあるモニターで戦況を見守る。
先頭のリックが2塁打。フェルナンデス三振のあと、吉岡が四球を選んで1死1塁、バッターは山崎武司
このあたりでようやく買い物が終わって、さあ席に戻ろうという時に…
出てしまいましたー起死回生の3ランホームラン。
はるばる来たのに一番いいシーンを見逃すとは。
まあ…俺が見てなかったから打てたんだよきっと。うん。


というわけで俄然元気になったレフトスタンド。
しかし直後の5回表、あっという間に追いつかれてしまい再び嫌なムードに。
7回にはついにドミンゴが降板。後を受けた有銘、山村もピリっとせず2死1,2塁から多村にライト前に運ばれ、ああ〜終わったあああ
と思った次の瞬間!
牧田からの好返球でホームに突入した荒金がタッチアウト!!!!!!
いやああああこれはすごい。まさにチームを救ったナイスプレー!
その裏は三者凡退に終わったものの8回表は渡邉恒樹が登場してこちらも3人でピシャリ。
これで流れがこちらに傾いた。
8回裏1死後、リックが四球で歩くと盗塁&敵失で3塁を陥れる。
フェルナンデスも歩いて1死1・3塁、バッターは吉岡。
ここでついに出ました、どん詰まりの打球はしかしセンター前にぽとりと落ちるタイムリーヒットとなって1点勝ち越し!!!!
さあ、後は新守護神、半袖王子小山が抑えるだけ!なのですが。
先頭の松田に四球。うわあ…最悪…
これを送って1死2塁、ピッチャーゴロの間にランナー進んで2死3塁。
続く本多も歩かせてしまい2死1・3塁でバッターは川恕W…もう〜一番イヤなバッターに回ってしまった。
もうほんとマジで祈った。
そして、どうやら祈りは天に通じたらしく。
川崎はレフトフライに倒れ、ゲームセット。
勝利の白風船がフルスタの夜空に乱れ飛んだのであります。


というわけで、初めてのレフトウイング席での応援を見事勝利で飾ることができた。
地元仙台の皆さんとこの喜びを分かち合えたこと、そして球場の内外で実に楽しそうにイーグルスの話題に花を咲かせる少年や若い女性達の姿も多く目にすることができたのが本当にうれしかった。
また来るぜ、仙台…
ほろ酔い気分の私は深夜の仙台駅からバスに乗り、埼玉へと帰って行った。