モーニング娘。ファンクラブツアーin香港 4日目

朝、5時半に部屋の電話が鳴った。
出てみると自動音声によるモーニングコールであった。
確かにこれだけ早い集合時間だと寝坊する輩も出そうではある。
私達はなんとか起き出して帰り支度を整えた。

もう、これ以上香港にいてもモーニング娘。に会うことはできない(実はそうでもなかったらしいのだが)。
この時点で香港は夢の国からただの外国になっていた。
チェックアウトを済ませ、バスに乗り込み、空港へ。
出国手続きも滞りなく通過し、飛行機の出発を待つ。

大勢のヲタで埋まった機内には、祭りの後のえもいわれぬ寂寥感が漂っていた。
飛行機はほぼ時間通りに成田空港へ到着した。
香港にいる間、時計代わりにしかならなかった携帯電話のアンテナが3本立ち、「日常」が戻ってきたことを告げた。
空港でW君と別れ、私はまた高速バスに乗って坂戸へと帰ってきた。

言葉も通じず、ネットからも隔離されて過ごした2日間。
そんな辺境で生まれた、モーニング娘。との新しい思い出。
困ったこともあったが、普段とは比べ物にならないほど娘。を近く感じられたのも確かな事実である。
本当に、行ってよかった。
また、行きたい。

今のうちから、お金を貯めようと思った。今のところ、思っているだけだが…
とにかく、心から言えることが一つ、それは、

「やっぱりモーニング娘。は最高だ。」