Damn Yankees〜くたばれ!ヤンキース〜


於:青山劇場。
ここに来るのは5年ぶり…そう、言わずと知れたモーニング娘。のミュージカル『モーニング・タウン』以来である。
あれはあれでまあ私は楽しかったんですけど。
ただ今回はとにかく何もかもがいつもと勝手が違う現場。
何せ、宝塚男役トップの退団後初舞台。
そっち系の皆さんの非常に高い関心が集まる作品なのである。
その主役、湖月わたるをはじめ川崎麻世大澄賢也杜けあきというすごいメンバーの中に混じって我らが矢口真里、いったいどうなってしまうのか!?
というのがもちろん私の視点であります。
着替えるのとかめんどいし、ちょっと改まった感じも出そうということであえて仕事からスーツで直行することにした。
現場に着いてみるとお客はヅカヲタとおぼしきご婦人が大半を占めており、想像以上のアウェームード。
スーツ着用は正解だったと思う。


で、本編の感想ですけどまず湖月わたるさんがでけえ!
男性陣と目線同じ。なおかつ完璧なプロポーションでもって、踊り倒す!
まさしく「圧倒する」という感じで、ストーリーとかどっかいっちゃうくらいのインパクトがある。
宝塚時代のことは存じ上げないのだが、キメキメの男役っていうよりそこはかとなく愛嬌のある役者さんだなと感じた。
そして矢口ちっちゃ!!!
いや、知ってるけど。
湖月さんと並ぶシーンはさすがにすごかったわ。
矢口の台詞や歌は、やはりこの面子の中に入ってはパワー不足は否めないけれども、それを補うに十分だったダンスパフォーマンスでの存在感。
割と序盤のほうに最大の見せ場があるんだけど、あのちっちゃい身体で大の男10人を従えて文字通りステージ上を飛び回る。
軽やかで力強くもあり、周りに全くひけをとらない。
ああ…久しぶりにこんなにいっぱい動く矢口を見たな。
やっぱり矢口はこうでなくちゃ…!娘。で培ったものがこういう形で実を結び、なんだかジーンとしてしまった。


本編終了後、矢口と大澄賢也さんのトークショー
こういうおまけがあるのはチケット取ってから知ったのだが、ちょうど矢口の回に当たってラッキーであった。
MCとかいるのかと思ったら本当に二人だけで質問アンケートに答えるみたいな感じで進行した。
途中、川崎麻世さんが飛び入りでチラッと登場。
以上、3時間弱のステージでありました。
いやーまあほぼ完全アウェーということでちょっと内心穏やかじゃない部分もありましたが、たまにはこんなのもいいかなと。
そして矢口にもこんな風に暴れ回る機会が今後も訪れてくれればいいかなと考えます。