2007プロ野球パ・リーグ公式戦 北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルス 12回戦


於:東京ドーム。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9  
楽天 2 0 0 2 2 4 0 1 0   11
日本ハム 2 0 0 0 0 0 3 1 0   6

【勝】 山村 3勝 0敗 0S
【負】 金沢 1勝 1敗 0S

本塁打
楽天 山粼武16・17・18号 礒部2号

球場に着くとすでに1回裏で山粼大先生の1発目は見られず。
そしてすぐさま同点に追いつかれる。
まあ連勝が昨日でストップしてテンション下がってるし先発山村の時点で期待はしておらず、あ〜ハイハイってなもんです。
それよりもやっぱり今日はコユキさんの2000本、見たいなーというのが1番です。
ところが4回表、先頭の山粼が2打席連続ホームラン!
ほんとにどうしちゃったんだこの人?
さらに不振を極めていた鉄平のタイムリーで1点追加、4-2。


そうして迎えた4回裏にその時はやってきました。
1死1塁でバッター田中幸雄
流し打ちの打球が鋭く1・2塁間を破り、ついについに2000本安打達成。おめでとう!!
ここは敵味方関係なくスタンディングオベーションで祝福。
やっぱりね、私が子供の時から見ている選手ですから、感慨もひとしお…
最後のほうは足踏みしたけど、いや〜ついにやりましたねえ。よかったよかった。
ふぅ…


っていうかピンチなんだけど。
しかしここは山村がなんとか乗り切る。
すると5回には日本ハムの2番手・伊藤に楽天打線が襲いかかってリックのタイムリー・憲史の犠飛で2点、6回にも礒部の2点タイムリー2塁打、さらに…
4番・山粼武司の打球がふわあーっと舞い上がってこちらに飛んでくる。
まさか!?と思った次の瞬間、ボールはぎりぎりスタンドに飛び込んだ。
ありえねえええええええくぁwせdrftgyふじこlp;


山村は味方の大量援護で立ち直り、5・6回を三者凡退に切って取る。
思いもよらなかった楽勝ムード。
ホントに空気読まない球団だよ…w
7回はピッチャー松本輝、これが幸雄さんの2001本目のヒットをはじめに制球が全く定まらず、結局3点を献上。
この3連戦全てに登板したけど全部ダメ。
少し休ませたいところですね。
8回表、礒部のソロホームラン。
これまた久しぶりに見たなー。最近調子を落としていたのでこれでお目覚めといきたい。
その裏には小倉がつかまって1失点。
このへんピリっとしないなあ。
そんなこんなで今日も10時までかかった長い試合はわが軍の勝利。
それにしても3連戦全部10時越えとか勘弁してください。


試合後、楽天ベンチ前では場内放送なしのヒーローインタビューを受ける山粼。
一方の日本ハムベンチ前にはもうひとりの主役の再登場を待つカメラの砲列があった。
山粼のインタビューが終わり、場内は一様に幸雄コール。
しかしなかなか出てこなくて、一旦歓声が途切れる。
すると、勝利の余韻に浸るレフトスタンドから、誰からともなく歌声が響きだした。

行くぞ 幸雄 ホームラン
センターオーバー ホームラン
弾丸ライナー
飛ばせ 運べ 幸雄

「幸雄ジャンプ」を実はやってみたかったのは私だけではなかったらしいw
これにライトスタンドも同調、タイミングバラバラだけど気持ちは一つになっての応援歌がしばらく続いた。
それでもまだしばらく出てこなくて。
場つなぎにこちらが山粼の応援歌やったらライトもついてきてくれたり。
とてもいい雰囲気だった。こっちは勝ったからなおさらw
やっぱパ・リーグ最高だな。


ようやく、グラウンドに田中幸雄選手が姿を見せ、ライトスタンドのそばまで行って歓声に応えていました。
ここ数年は相当苦しい思いもしたことでしょう。
改めて、本当におめでとうございます。
そういうわけで最後は大変温かい気持ちになり、同時に山粼さんはいつまで神でいられるのか!?と逆に不安さえ覚えながら東京ドーム3連戦は幕を閉じたのであった。