さいたまシティカップ2006 浦和レッズvsFCバイエルン・ミュンヘン


於:埼玉スタジアム2002
浦和美園駅を降りた途端目に飛び込んできた巨大な肉塊に心奪われ、屋台のドネルケバブトルコ料理)を買う。
600円でお腹一杯になった。辛口を頼んだらマジで辛かった。
ちょっと早く着きすぎてまだ開場してなかった。
今日は南側でマターリ見るつもりであったが開場を待つ間に心変わりしてやっぱり北へ。
しばし並んで中へ入ってみて我が目を疑った。
…ガラガラ。
いつもは爆心地になってるような場所がスカスカになっている。
本当にいいのかな?と思いつつリーダーの真後ろ、ややビビって少し上に昇った席に落ち着く。


ほどなく、OB戦が始まる。
バイエルンチームはルンメニゲ(現会長)とブレーメぐらいしか名前知らん。
浦和は「黄金の左足杉山隆一を始め新球団社長の藤口、まだ若めのところでは名取望月広瀬堀杉山(弘一)西野土田田北といった懐かしい名前が並ぶ。
現コーチのゲルト・エンゲルスも参加したがギド・ブッフバルトは故障していたらしく出場しなかった。是非見たかったけれども。
で、試合はそのエンゲルスのゴールでレッズが先制。
しかし後半に入ってバイエルンパウロセルジオのゴールで追いつくとルンメニゲが立て続けに2得点を挙げて鮮やかに逆転勝利。
この試合中にピッチサイドにバイエルンの現役選手たちが揃って姿を見せた。
オリバー・カーンの姿もあったが何やら携帯電話で随分と長い間話し込んでいた。


さていよいよ本チャンの試合開始。
バイエルンは主要メンバーをほとんど出してきてくれた。カーン、ラーム、シュバインシュタイガーハーグリーブスマカーイポドルスキ錚々たる顔ぶれ。
逆に浦和は故障中のワシントン、ポンテはもちろん田中達也、永井、長谷部、闘莉王などが不出場で申し訳なくなるくらい。
今日は応援もまったりモードで前半は黙って見ている時間がほとんど。
さすがにバイエルンは幾度となくチャンスを作るが決めきれず。
浦和も強行軍で疲れの見えるバイエルンの守備の隙をつき、小野のポスト直撃のミドルシュートなど見せ場はあった。
後半からはサンタクルスサリハミジッチアリ・カリミといったところも姿を見せる。
後半いっぺんに選手交代があったのでドイツ語のアナウンスを担当していた女性が完全にパニクって、思わず「あっすいません」と日本語で口走り場内の失笑を買う一幕も。
後半も両軍決め手のないまま時間は過ぎ、スコアレスドローを覚悟した43分、岡野からのクロスを黒部が頭で押し込んでレッズが先制。大いに湧き上がるスタジアム。


こうして浦和がドイツの王者相手に大金星を挙げた。
まさかバイエルンヴァンフォーレより弱いとは。
それにしても今日最も輝いていたのが相馬崇人
これまではあくまで三都主の控えとしてベンチを温めていたが、この日は後半からトップ下に入って暴れまわった。
また三都主との絡みが実にイイ感じで、これなら毎試合見たいと思った。
この勝利をきっかけにどうにかチームの機運も上昇してもらいたいものです。