前途多難の出発〜そしてそれは起こった
今回は先輩のYさんの車にみんなで乗っていく。
Yさんの家は吹上町、そこから坂戸の私〜さいたま市のMさん〜目黒区のNさんと南下しつつ一人づつ拾っていく。
もう一人、甲府在住のKさんは単独で電車にて名古屋へ向かう。
Yさんがウチに来たのが8時前くらい。
さいたま市に向かいながら、Mさんに電話を入れるがなかなか出ない。
やっとつながったと思ったら昨夜遅くまで飲んでいたとかで今の今まで寝ていたらしい。
こちとら一睡もしてないっちゅうんじゃ…
すこし時間くれとか言われて近所のコンビニでうだうだしてから家に行く。
なんだかんだでMさん宅を出発できたのは10時前くらいだったか…
やっとこさNさんと合流したのが11時ごろ?
Nさんの住んでるあたりから東京インターはすぐなので12時には海老名あたりまで行けるだろう、などと話していたが、なぜかヘンなところを曲がったりして迷う。
東名入り口付近はお約束の渋滞で、結局12時の時点で都内脱出すらできず。
とりあえず最初のイベントはサッカー、19時キックオフなのだがこれに間に合うのかという危惧まで現れ始めた。
それでもその先は目立って混むということもなく、17時ごろには名古屋市街に入れた。
目指すは瑞穂公園陸上競技場。もうあと5分で到着、という交差点でそれは起こった。
反対車線は結構な混雑…車が詰まって、こちらが右折するチャンスが出来上がった…素早く右方向へ滑り込もうとする車…
そこへやってきた直進のオートバイ。車の左側面から鈍い衝撃を受けた。
――――事故。
車の左ドアにタイヤ痕がつき、ベッコリと凹んでいる。
とりあえず警察を呼ぶ。が、なかなか来ない。
バイクに乗っていたのは若いにーちゃんで、悪態をつくようなことはなく、ただただやっちまった…的なテンパリ感にさいなまれているようだった。
しばらくたってようやく警官が現れ、実況見分が始まった。
私は一人車内にとどまっていた。なぜかそうしていたほうがいいような気がした。
じりじりと時間が経っていき、不謹慎ながら私は、早く事態が収拾してスタジアムに向かえないかな〜と思い始める。
やがて同乗者にも住所氏名を聞くとかで、警官に諸々告げた。
警官が引き上げてからも、保険屋との連絡やらなんかでしばらくやりとりをして、やっとその場を離れたのが18時半ぐらい。別働隊のKさんはすでに会場に入っていた。
キックオフにはなんとか間に合って、私とNさんは先に会場入り、YさんとMさんは車を停められる場所を探しに行った。