Road to HongKong

会社を休んで、パスポートの申請に出かける。
必要なものは、申請書、戸籍謄(抄)本、住民票、写真、はがき、身分証明書…
まずは近所のカメラ屋の前のスピード写真で撮影。
準備していると、カーテンの下の隙間からガキが覗き込んできやがった。
蹴り飛ばしてあげようかと思ったけど、無視。
絶妙なアルカイックスマイルを湛えた写真が出来上がる。700円也。

そのあと郵便局に寄って自販機ではがき1枚購入。
次に市役所へ戸籍と住民票をとりに。
市役所に自転車止めたところで
「あ…ハンコ忘れた」
家にとりに帰る。いやー家から市役所近いとこういうとき助かるね。
市役所に戻って、戸籍抄本と住民票の発行の申請書を書く。
「…ハンコいらねえじゃん。」
まあいいか。パスポートの申請のときにいるだろ…
意外と空いていて、発行まで長く待たされるようなことはなかった。
そしてなんと便利なことに市役所にはパスポートの申請書も置いてあるのです。

これで、書類はひとまず全部揃った。
市役所内にいい感じのスペースがあったので記入、写真の切り貼りを行う。
「…ハンコいらねえじゃん!!!」
※埼玉在住の皆さんへ とりあえず普通にパスポート取る場合は印鑑いりません(なんか特別な場合に必要になるようなことが書いてあったような。)

さて提出書類が完成したので川越のパスポートセンターに向かいます。
これもね、ひと昔前なら県庁まで行かなきゃいけなかったわけだけど、便利になったものよね…
川越駅前のアトレ7階にそれはあります。
到着するとこちらはけっこうな人でにぎわっている。
高校の修学旅行が海外だったのでパスポートを取るのは初めてではないが、そのときは団体申請で自分ではほとんど何もしなくてよかった。
自力で申請をするのは初めてです。
やや緊張の面持ちで書類提出窓口に向かいます。
順番が来て、係りの方が一通り書類に目を通す。
以前にパスポート取ったが、紛失した旨を伝達。
ここで問題発生。「写真の顔が大きすぎて使えない」
え?パスポート用の設定で撮ったのに…もっとズームアウトしなきゃだめだったらしい。
「じゃあこちらの写真ははがしてしまいますね。」
無残に引き剥がされるアルカイックスマイル。
「あちらで撮影できますので出来たら持って来てください。」
ひとまず書類は預けて、促された場所へ向かう。
見ると奥まった場所に小部屋があり、ちょっとした撮影スタジオになっています。
料金が掲示されている。「カラー 1500円 白黒 1200円」

たああああっけえええええええええええええ!!!!!!

…でも、仕方ない。「あのぅー、写真をお願いします…」
「はい、カラーと白黒どちらで?」
「じゃ、カラーで」
ん?白黒でよくね?なんか無意識のうちに見栄張ってるよー。
店の人は手馴れたもんで撮影はあっという間に終了。
現像にはしばらく時間がかかります。
出来上がってみるとやや悪人顔。あーあ…
写真を携えて再び書類提出窓口へ。係りの方が悪人顔を申請書にペーストしてくれた。
「では番号でお呼びしますのでお待ちください。」

審査の順番待ちが10人ほど。
座って待つ間に目に入ってきた掲示
受領までにかかる標準期間「新規取得は6日、再取得は12日」
んー、高校の時に一度取ってるから、再取得って扱いになると12日かかる!?JALトラベルに7月29日までに出さなきゃいけないのに、アウトじゃないですか…
待ってる間このことが心配で仕方なくなる。
そうこうするうち審査の順番が来た。
とりとめのない書類の内容の確認の会話。
確認が終わって、ドンッドンッとスタンプが押されます。
「では受領が7月26日からできます…」
「よっしゃあああああああああ」(心の叫び)
↓あとで調べてわかったこと
Q  10年以上前に一度パスポートを取得したことがあるのですが、そのパスポートを紛失してしまいました。新たにパスポートを申請しようと思います。以前のパスポートは必要ですか?

A  以前にパスポートを取得したことがあっても、有効期限を1日でも過ぎれば新規申請となります。申請時に以前のパスポートを持参していただきますが、どうしても見つからない場合は、そのまま窓口へお越しいただき、その旨をおっしゃってください。
よし。これで、26日すかいらーくグループカップ見に行くついでに受領できる!ビンゴー!
必要以上に清清しい気分で午後3時ごろには川越を後にした。
とまあ香港に向けての第一関門を突破した私は、ほっとしたらなんか疲れが出て、まっすぐ帰ると昼寝などして過ごしたのでした。