美勇伝コンサートツアー2008初夏 美勇伝説V〜最終伝説〜


於:東京厚生年金会館
今日で美勇伝ともお別れ。
結局、昼公演のみの参戦にとどめることにしました…
涙雨という風情でもないけっこうな降り。
昨日に引き続き副都心線新宿三丁目へ。
こりゃー便利だ。


1階後方の席に着き、開演。
ライブのほうは、まだラス前ということもあり淡々と進んでいったような印象がある。
『曖昧ミーMIND』、久々に聴いたけどやっぱりええわー。
そして美勇伝が残した偉大な文化、人形劇。
これ見られなくなっちゃうんだとしたら残念です。


なんだろう…自分にとっては最後の美勇伝なんだけど、
そうした感傷に浸るというよりは、この子たちもう少しなんとかしてやれなかったのか?という憤りが先に立ってしまうのだった。
美勇伝」というユニットがうまくいった、と心から思っているヲタは少ないはずだ。
出だしで掲げた「日本の女性が受け継いできた美しい心や、勇ましい精神を次の世代に伝えていく」…との大層なコンセプトはほんの短い期間で瓦解し、やがてチープなお色気路線へと彼女らは流されていくことになる。


美勇伝の失敗は、その場の思いつきと行き当たりばったりでしかタレントを売り出せないハロプロのもっともダメな部分がこの上なく顕著に表れたケースの一つとして語られるだろう。
彼女達自身が活動終了をもちかけたというのが真実であるならば、私はその決断に拍手を送りたい。
しかし美勇伝の終わらせ方についてはほとんど腹立たしさしか覚えない。
なぜ最終シングルが娘。のカバーでなければならないのか?
なぜ彼女らの最後の舞台がこんなに狭い箱でなければならないのか?
モーニング娘。のセンターまで張った石川梨華という人物、功労者に対しての敬意みたいなものが事務所には微塵もないのだということにひたすら腹が立つ。


美勇伝の三人はそれでも、与えられた仕事を健気に、懸命にこなしてきたと思う。
その姿勢に涙が出た。
三好も岡田も本当に歌がうまくなっていた。
梨華ちゃんはまあそれなりに。
美勇伝として華々しい結果は残せなかったかもしれないけれど、およそ5年間という日々は彼女たちにとっての肥やしとなるはずであり、またそうしなければならない。
石川梨華三好絵梨香岡田唯、それぞれの未来に幸あれ。
そして、第二・第三の美勇伝が生まれないことを願う。


美勇伝、今までありがとう。お疲れ様。そして、さようなら。

そんでもって昼終わってからは新宿区役所前のサウナに行ってみました。
空いてたし、なかなかきれいでいい所でした。
そんなこんなで時間をつぶして夜参戦組と合流し、わざわざ雨の中をけっこうな距離歩いてつぼ八まで出向いて打ち上げ。
しかしやはり美勇伝の話をしているとどうしても湿っぽくなっていってしまうのだった。
こうしてちょっぴりというかかなりセンチメンタルになりながら三々五々家路についた。