2007プロ野球 日本生命セ・パ交流戦 広島東洋カープ対東北楽天ゴールデンイーグルス 3回戦

MVP2007-06-23


於:広島市民球場
広島新球場構想の具体化にともない、なくなる前に市民球場で野球を見ておきたいという気持ちが高まった。
楽天戦が週末に組まれており、いい機会なので行ってみることにしたわけである。


中国地方に足を踏み入れるのは初めてだった。
羽田から飛行機で1時間ちょっと。あっという間に着いたという感じ。
この時期何よりの気がかりは天候であったが、現地に着くと時折晴れ間も見える陽気で、試合が中止になる心配はなくなった。
広島空港から広島駅まではバスで45分かかる。
9時過ぎには駅の新幹線口に着いたが意外と何もないことに驚く。
路面電車なんかもどこにも見あたらないし。
こんなもんなのかと思いつつ食事をとろうとするがまだ時間が早く飲食店もろくに営業していない。
仕方なくすき家でカレーを食う。


朝食を終えて本格的に移動手段の確認に乗りだした。
どうも地下通路を通って駅の反対側に行くらしい。
そうしてようやっとたどり着いた南口は新幹線口とはまるで違う栄えようであった。
お店もいろいろあるし路面電車もちゃんといた。
なんだ…さっさとこっちに出てくるべきだった…
時刻は10時。まだ球場へ向かうには早い。
駅前には当然のようにパチンコ屋があった。
1時間あまりをパチンコ屋で過ごし、やや負け。
時間もちょうどいい頃合いになったので市民球場へと向かう。


路面電車の類に乗るのも初めての経験だった。
150円で広島市内を移動できる。
車内の雰囲気は広めのバスという感じで、もちろん線路の上を走っているので乗り心地は電車に近い。
原爆ドーム前」駅まではけっこう時間がかかった。
駅に近づくやいなや、街中にいきなり市民球場が現れてびっくりする。
大通りをはさんで真向かいに原爆ドームがあった。
入場ゲートをくぐり、短い階段を上るとそこはもうスタンド。

一見して、やはり小ぢんまりした印象を受ける。
楽天ファンが集まるレフト上段に席を確保。
ベンチ様になっている座席はすっかり色あせていた。
スタンドの下のほうまで降りていくともうグラウンドレベルなので、選手がとても近くに見える。


広島ファンの人々には「さあ、野球を観に来ましたよ!」というオーラがなく、まるで自宅の庭のように場内を行き来している。
カープ広島市民の生活の一部、という言葉にもうなずける。
ビールなど飲みながら過ごしていると、なんとフルスタ宮城のスタジアムDJ、古田優児氏がレフトスタンドに姿を現し、我々ファンを激励してくれた。
ああ、広島の人なのね…
ゲストDJで登場して1回裏の守備につく楽天ナインの名前コールを行った。
そしてラッキーなことにこの日は野球犬ミッキーの登板日。遠くからではあったがしかとその勇姿を見届けた。
以下試合結果。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9  
楽天 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
広島 0 0 0 0 0 4 0 0 x 4

【勝】 黒田 7勝 4敗 0S
【負】 有銘 1勝 5敗 0S
本塁打
楽天 山崎武26号

まあ、ね。黒田だもんね。
有銘代えるのが一手遅れてるし懲りずに青山だもんなー。
青山をこういう使い方してたらダメですってば。
なんか首脳陣も意地でやらせちゃってるみたいでね。
それにしても山崎先生のインチキホームランにはワロタ。
いろんな意味で広島市民球場を堪能できたという点ではとてもいい試合だったと思います。


試合終わって、ホテルへ直行。
ひと風呂浴びて、食事に出かける。
やっぱり広島に来たからはお好み焼きでしょうということで、事前に調べてみた人気店に向かう。
携帯のナビウォークに店の名前を入れるとちゃーんと道案内してくれた。
ちょっと引くくらい便利である。
かなりの距離歩いてたどり着いた「八昌」という店は本当に人気があって長い行列ができていた。
45分ほど待ってようやく店内へ。
定番の「そば肉玉」と生ビール、つまみの「すじぽん」を注文した。
頼んでからもけっこう待たされる。でも味は保証つき。うまかった。
ただお好み+すじぽん、一人で食べるにはかなりの量…
すっかり満腹となり、腹ごなしに帰りも徒歩。
宿に帰る頃には相当くたびれていた。
またシャワー浴びて、酒飲みながらテレビ見て寝たり起きたり寝たり起きたり寝たり寝たり寝たり寝たりして一日は終わっていった。