中澤裕子クリスマスライブ TYPE-Y winter 〜贅沢なAuthentic X'mas〜


於:横浜BLITZ
思えばクリスマスはここ数年中澤裕子と過ごしている。
ああでも去年は23日が中澤でイブはメロンだった。
まあそんな細かいことはいいんだが。
昨年はスタンディングだったこの会場も今回は座席あり。
それはいいんだが、糞席。
しかも双眼鏡忘れた。あーあ。


そんな中開演。
今回は前編生バンド伴奏。
登場した中澤はド派手なヘアースタイルでゴージャス感満開。
きよしこの夜』を英語詞で歌いしっとりとスタート。
続いて『恋の始発列車』。誕生日ライブでも歌ったばかりなのに。相当気に入ってるみたい。
相変わらずMCは絶好調。
このライブ終わりで保田圭ちゃんと待ち合わせだとかなんとか。
あと田中れいなとプライベートで食事した話なんかも出て驚きを誘っていた。
笠置シヅ子物語』の舞台に出演した関連で昭和の名曲メドレーなどもあり。
そしてなんと言っても驚いたのが『ぴったりしたいX'mas!』
こういった随所に見せる茶目っ気が最高だな裕子。
あと横浜限定で、初めて自分一人で作詞した曲『ききたいこと』(表記不明)を初披露。
健気な女心をじんわりと歌い上げる佳曲。
このライブに間に合わせるためにかなり急ピッチで仕上げたらしい。


まあとにかく中澤裕子、日に日にいい歌い手になっていくなあという感想。
今回リリースされたDVDマガジンを見てもわかるのだがこの歳になっていい方向にふっ切れた感じ。
こうしてファンの前で歌えることが本当に幸せである、と繰り返す彼女だが、それが歌声にしっかりと表れており、またそうであるからこそ一曲一曲丁寧に心が込められている。そして聴く者に伝わってくる。
桑田真澄の野球が心の野球なら、中澤裕子のライブは心のライブ。
そんなことを思った。
昨年はこのクリスマスライブに最悪のコンディションで臨まなければならなかったことが相当に悔しかったそうだが、今回は終始晴れ晴れとした表情。
終盤はあまりの充実感に感極まって涙ぐむ場面もしばしば。
こちらも本当にいいライブを見せてもらった、と心が温まったものである。


だから帰り道街中にどんなにカップルが多くても全然なんとも思わねーし。
崎陽軒のシウマイ食って寝る。