映画『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』


於:シネプレックスわかば
恥ずかしながら初めて知ったんですが「レイトショー」って料金安いんですね。
1200円なら色々見てみようかなって気にもなる。せっかく自転車で行けるんだしね〜
内容のほうですがいやはや、実に楽しい作品になっていると思います。
「アイドル映画」というレールを踏み外すことなく…それでいてグダグダした感じもない。
やはり『スケバン刑事』ってのはけっこう大きい看板ですからね、それはきっちり、心して受け継がなきゃならない。という緊張感がしっかり出てます。
もちろん細かいツッコミどころはたくさんあるのだろうけど、そんなのはどうでもいいと思わせる勢いもある。
ハロメンが画面に現れるだけで放つオーラ(これはヲタでないと十分には感じ取れないものなのかもしれないが)が上手に生かされていることでこの勢いが生まれている。
だってあんたイントロが「マサオ爆死」ですよ。これでヲタはイヤでも完全に引き込まれてしまいます。
美勇伝の二人は思ったよりもずっと重要な役回り。
煮え切らなさ、閉塞感のようなものが地のキャラとオーバーラップするようで、『リボンの騎士』の牢番役にも通じるようなハマリ具合。
石川梨華…なんと面白い女優なのだろう。とにかく観てほしい。
話題になったボンデージ姿とか完全に意味不明ですが梨華ちゃんからしょうがない。
イカvsサキの対決シーンは身震いしました。
そして松浦亜弥麻宮サキ。とかく、何を演じても「松浦亜弥」の地でいってしまうという評価を受けがちですが今作ではそういう色は薄れて、けっこうサキを演じ切っていたような印象を私は受けた。
まさしく熱演という感じで、もちろん歴代のスケバン刑事にも全く引けをとりません。
とにかくヲタの皆さんになら自信を持ってお勧めしたいと思います。
苦情は受け付けません。
私の中でのハロプロ映画ランキング1位は『ミニモニ。じゃムービー』でしたが今回入れ替わりでスケバン刑事がトップになりました。