愛・地球博パートナーシップ事業イベント 中澤裕子クリスマスライブツアー2004冬〜私が思うこんなクリスマス〜

於・横浜BLITZ
初の中澤ソロコン参戦。サイリウムも持たず、じっくり歌を聴きに行こうというスタンス。
しかし気になるのは国立競技場で行われている天皇杯全日本サッカー選手権大会準決勝
浦和レッズジュビロ磐田の模様。
ここで新兵器、テレビ付携帯電話の登場となるわけですよ。
電車の中で映り具合がどうかと思ったけど予想以上によく見える。
横浜に着いた頃前半終了、0−0。う〜む…
さらに「みなとみらい線」が地下鉄であることを初めて知りつつ新高島駅で下車。
横浜BLITZ近辺で受信状態のいいところ探しながらテレビにかぶりつく。
DVD買うかどうかは思案のしどころだったが5000円もするのでやめた。


このころ、電池残量が減ってくる。やばい…しかし見るのやめるわけにもいかん。
そんな中、後半26分田中達也の先制ゴールが決まる。よおおおおおし!
1分後、藤田のゴールにより追いつかれる。…
せめぎ合いが続いていたが、突然画面が消えて、「電池残量が少なくなったため終了します」
おーい!!困るよ!!…充電しなきゃ…駅のそばのコンビニに急ぐ。
あたふたしながら充電器を装着。テレビ復帰したときにはもう後半40分あたり。
あれ…スコア変わってる。2−1?どっちが2!?…磐田…??!!


試合終了。浦和レッズの今シーズンが終わった。
あー凹む、マジ凹む。
こんなテンションでコンサート臨むのかよ。参った。
日も暮れてかなり暗くなってきた頃ののぼんQ君と出会う。
俺はAブロック後ろのほう、彼はCブロックとのこと。
二人してボーッと入場を待つ。
順番が近づくにつれテンションが上がってきて敗戦のショックも次第に薄れていく。
ののぼんに別れを告げいよいよ入場。コインロッカーはまだ余裕があった。ひとまず身軽になる。
中に入ると前のほうもけっこうゆるいのでそれなりの位置をキープ。
あー、何だろう、妙に緊張している自分に気づく。
コンサートでこんなに緊張するのは久しぶりだ…
しかしやはり立ちっぱで開演待つのがねー、きつい。


さていよいよ開演。
…内容については割愛しますが、本当に感心させられました。
恥ずかしながら今回のライブ参加にあたって初めて彼女の2枚のアルバムを聴いた。
今『第一章』を聴くと正直、ひどい…(笑)
次に『第二章〜強がり〜』を聴くと、もう全然別物といえるくらいうまくなってる。
まあ2枚の間には約6年という時間の隔たりがありますから、
もちろん同じなわけはないんですけど…
でもその歳月を経て彼女が色々なものを背負い、色々なことを考え、色々な道を歩いてきた、
そういうエッセンスが2枚目には凝縮されていると思います。
そして中澤裕子の歌はやっぱり声の魅力っていうのが大きい。
普段の彼女からは即座には想像できないかもしれないが
女性特有のかよわさ、可憐さみたいなものが先天的に見事に乗っかってる歌声なんですね。
さらに、今回のライブでは技術的にも確実に成長を遂げていることを存分に見せてくれました。
また、軽妙なトークでも我々をどんどん引っ張って行ってくれる。


終盤、彼女が「…帰りたくないよね…」と言った時、俺は「おー!!」とか言ってましたが
正直なところは「ごめん、俺疲れてきた…」だったのです。
だって夕方から立ちっぱなしですよあなた…
しかもいつもは履かないブーツみたいなの履いてて、足がもうヤバイ。
でもライブはアンコールもつつがなく終わって、もう外に出てビールでもあおろうかとしていた時、
中から裕ちゃんの声が!!!!
オーラスということでもあり、彼女はおまけのおまけ、『DO MY BEST』を披露してくれた。
帰りたくない、という彼女の言葉は真意だったのです。
最近のハロコンは形骸化されていて、アンコールやったら追い出しのインストかけて
はいサヨウナラ、というのがお決まりだったのですが…。
本当に、彼女の気持ちのこもったライブでした。ありがとう。
きっとまたやってほしい。とりあえず、香港には行けそうにないが…。